賃貸物件のご入居に際して、契約者様には必ず総合保険へご加入いただいております。契約者様にご加入いただく保険のため、契約者様のためだけに、また契約者様の財産を守るためだけのものと思いがちですが、それだけではありません。

保険加入の大きな役割は 「オーナー様への賠償責任」になります。
例えば契約者様の失火によって室内の設備等を使用不可能にしてしまった場合、契約者様には軽度な過失でもオーナー様に対して元通りに回復すべき義務が生じます。
実費精算では契約者様の負担は大きいため、そこで 借家人賠償保険への加入が大きな意味をなしてきます。
このような 事故があった場合に、保険会社から２，０００万円を限度に保険金の支払いがあります。
契約者様の保険の加入はオーナー様にとっても大変意味のあるものなのです。

もう１つの大きな役割は 「第３者への賠償責任」です。
例えば上階の方の洗濯ホースが外れてしまい、階下に水が漏れ、階下のお客様の家財に損害を与えてしまった場合、借家人賠償保険が適用されます。
この場合、被害者に対して賠償や弁償といったリスクを加害者が背負うことは当然です。
しかし繰り返しになりますが、保険に入っていなければ、実費負担になり、しばらく支払いができない状況になると、そこで新たに入居者間のトラブルが生じます。 保険はそれを防ぎ、 住人同士のトラブルを最小限にとどめる役割を担います。

保険に加入していただくことは、オーナー様、契約者様、そして管理会社への安心感へとつながっていくのです。