近年は猛暑が目立っていて、9月以降の残暑も続く傾向にあるようです。
より快適に暮らすには暑さ対策をしたいところですが、賃貸アパートやマンションでできる対策はあるのでしょうか？
暑さを少しでも和らげるために、アパートやマンションでできる効率的な暑さ対策を紹介します。

 

日差しや熱をガードする暑さ対策

 

サンシェードやすだれ、ブラインドを使う

ベランダからの太陽光、熱は室内温度を上昇させる大きな原因です。そのため、遮熱効果のある日よけシートやサンシェードを設置することで、室内の温度上昇を軽減できます。
立てかけるだけで固定をしなくても使えるものや、賃貸マンションやアパートでも傷を付けずに取り付けられるものを選びましょう。

ベランダ用の日よけシートやサンシェードを選ぶときは、日焼けや紫外線を遮断するポリエステル素材、遮熱コーティングされた素材など、断熱や遮熱効果の高い素材が使用されているかをチェックして購入しましょう。
また、昔ながらのすだれは、通気性がいいので役立つアイテムです。サッシに挟むタイプのフックや、マグネットタイプのフックなど、賃貸でも傷つけずに取り付ける方法もあります。
「よし」という素材で作った定番のすだれは「よしず」と呼ばれ、安価で気軽に使えるでしょう。PVC・ポリプロピレンのすだれは、現代風に使えます。もう少し高級感を出したい場合は、竹製のすだれもありますので、好みに合わせて選びましょう。

カーテンや窓で対策

エアコンを使っても室内が涼しくならないとお悩みの人は、カーテンにも着目してみましょう。屋外から室内に入る熱の70％以上は窓から入るそうです。

夏の日差しや暑さが気になる方におすすめしたいのが、遮光カーテンです。遮光カーテンとは、光を遮る機能がついたカーテンのことで、どのくらい光を遮られるのかで等級が決められています。

日差しをブロックしたい人は、100％遮る完全遮光や99.99％遮光できる１級遮光のカーテンを選びましょう。ほどよく日差しを遮りたい人は、２～３級遮光のカーテンを選びましょう。さらに断熱効果のあるカーテンを使えば、室内の温度上昇をも防ぎます。UV（紫外線）カット機能付きのレースカーテンを使うのもおすすめです。

また、窓も熱の侵入経路の一つです。窓に対策をしたい人は「窓ガラス用UVカットフィルム」があります。賃貸の場合でも貼ってはがせるタイプの窓フィルムを選べば手軽に使えるでしょう。

 

エアコンとサーキュレーターを効率的に使って節電

 

もちろん、エアコンの効率的な使用も忘れてはいけません。冷房を使用する場合は、適切な温度設定や冷暖房のタイマー機能を利用することで、無駄な電力消費を抑えて快適な室温をキープしましょう。

室内の空気を循環させるために、サーキュレーターも併用しましょう。ポイントは、エアコンを背にしてサーキュレーターを置くことです。エアコンだけでは空気が滞りがちな部屋でも、上手にサーキュレーターを使えば、空気を循環させることでより涼しくできます。

熱がこもりやすい間取りとは？

アパートやマンションの間取りによって、熱がこもりやすい場合とこもりにくい場合があります。以下に、熱がこもりやすい間取り、住まいの例を紹介します。
西向きの窓、西向きの部屋がある

夏場の西日は、室内の快適さを一気に奪う厄介なものですので西の窓があると直射日光が入り込み、部屋が暑くなりやすくなります。日当たりの良い家も、夏場は熱くなりがちです。

窓が小さい、少ない間取り

窓が小さいと空気の循環が悪く、室内の熱がこもりやすくなります。対角線上にある2つの窓を開けると、空気が流れやすく、効率的に換気が行えるといわれています。

階数が最上階

最上階にある部屋は、屋上の熱が室内に伝わるので、外からの熱の影響を受けやすくなります。
また、築年数が古いマンションになると断熱性能の基準が今と異なるため、断熱材が不十分なことがあり、最上階が暑くなりやすいといえます。

RC造(鉄筋コンクリート造)

RC造は木造よりも断熱性や気密性に優れているため、部屋にこもった熱が逃げにくくなりがちです。

ただし、こういった間取りでも、前で紹介した暑さ対策を組み合わせることで、効率的な暑さ対策ができるでしょう。取り組みやすい方法を選んで、快適な室内環境を実現しましょう。

 

まとめ

 

これから賃貸をお考えの方は、熱がこもりにくい間取りをできるだけ選ぶのも一つの対策です。
日の出不動産は神奈川県相模原市古淵エリアを中心に町田市・相模原市の賃貸物件を多くとりそろえております。賃貸をお考えの方にご希望に沿った間取りの相談もさせていただきます。ぜひお気軽にお問合せください。