失敗しない部屋探しをする際に重要なのは「どんな部屋を選ぶのか」という条件設定を間違えないことです。
実際の暮らしをイメージした条件設定ができていなかったり、条件の優先順位が曖昧だったりすると、いい物件を見つけられたと思っても、実際に住んでから「暮らしにくいかも・・・」と後悔してしまうかもしれません。

そこで今回は、暮らしやすい賃貸物件の家賃・間取・設備の選び方と内見時のチェックポイントについて解説します。
失敗しない賃貸物件選びにぜひお役立てください。

 

賃貸物件で失敗しがちな間取りとは？

 

賃貸物件選びで間取を考える際に失敗しがちなことは、居室の数や広さを重視するあまり、収納スペースの広さや生活動線を考えずに決めてしまうことです。

たとえば、収納スペースの広さや数が不十分であれば、自分でボックスやチェストを用意しなければなりません。
居室の広さは充分あったとしても、収納スペースを自分で用意すると居室の有効面積は狭くなってしまいます。

間取り選びで失敗しないためには、生活動線も重要です。
キッチンや洗濯機置き場などの作業スペースが離れていると家事導線が悪く、使い勝手はよくありません。

また、洗濯物をしまうクローゼットは洗濯機からなるべく近い場所にまとまっていると、洗濯後の衣類を楽に片づけられるでしょう。

暮らすうえでかかせない家事は、少しのストレスが暮らしにくさに直結します。
暮らしてから後悔することも多いので、間取り選びの段階で毎日どんな生活を送るのか、よく考えて収納スペースや家事導線も視野に入れ検討しましょう。

 

賃貸物件にかかる費用の総額を確認しよう

 

毎月の支払いは家賃だけではなく、管理費（共益費）や町内会費なども含まれる物件があります。
毎月の総支払額を確認し、余裕をもって支払える金額なのか判断しましょう。

また賃貸物件を契約すると、契約時には敷金・礼金などの初期費用、契約更新時には更新料、解約時には清掃料などの原状回復費用がかかります。

どの項目も賃貸物件によって費用は異なるため、家賃や初期費用だけでなく、住み続けることで発生する費用についても確認しておくと、費用面での失敗は避けられるでしょう。

 

賃貸物件で暮らすための便利な設備とは？

 

設備は充実しているほど便利ですが、設備の条件を増やすほど賃貸物件の選択肢は減ってしまいます。
本当に必要なものは何かよく考えたうえで、優先順位をつけておきましょう。

ファミリー世帯では「オートロック」「テレビモニター付インターフォン」があると、防犯面で安心できます。
単身世帯では「オートロック」「テレビモニター付インターフォン」に加え、「宅配ボックス」があると便利です。

留守中でも荷物を受け取れるので、家を空けがちな単身世帯でも配達日時を気にする必要がありません。
このほかにも、「エアコン」「温水洗浄便座」「独立洗面化粧台」「インターネット無料」はどの世帯にも人気の設備です。

 

賃貸物件内見時のチェックポイントとは？

 

内覧時には、図面や資料だけではわからないことをチェックしましょう。
具体的には、コンセント位置・賃貸物件の管理状況・周辺環境です。
コンセント位置の確認を怠ると、考えていたレイアウトができないということにもなりかねません。
とくにテレビのコンセントは1部屋に1つしかないケースもあるので、どこにテレビを配置できるのか確認しておきましょう。

内見時には契約する部屋だけでなく、駐輪場やゴミステーション、廊下などの共用部分のチェックも大切です。
駐輪場に自転車は整頓されているか、ゴミステーションにゴミが散乱していないか、廊下は清掃されているかなど、意識して見るとその賃貸物件の管理状況がわかります。

また、物件周辺の環境も内見時に確認しておくと安心です。
人通りが少ない道や街灯がない道など実際に足を運んでみなければわからないこともたくさんあります。
1歩外に出て物件周辺を歩いてみるといいでしょう。

 

まとめ

 

失敗しない賃貸物件の選び方について紹介してきましたが、誰にとっても完璧な賃貸物件は存在しません。
自分たちにとって暮らしやすい物件とはどんな条件の物件なのかを明確にすることが、失敗しない部屋探しへの近道です。

この記事を参考に、家賃・間取・設備それぞれの項目において希望の条件・優先順位をはっきりさせて、賃貸物件を選んでみてください。
きっと後悔のない部屋が見つかるはずです。

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